世界観
*ネタバレを含みます。
23XX年
大国同士の戦争により地球陸地面積の3分の1が荒廃した。
大気汚染により太陽の当たらない地域ができ
瘴気の立ち込め人々の住める地域はごくわずかに減少した。
住む土地が減っているのに対し貧困層の増加に伴い爆発的な人口増加が起きた。
富裕層と貧困層の差は広がるばかりであるが
このままでは富裕層の生活までも脅かされる事態に発展。
そんな時現れたのが民主企業HOS社である。
人々の満足(Human Of Satisfaction)をモットーに
近年その勢力を徐々に伸ばしてきたHOS社はついに
宇宙開発にまで手を出し火星への移住案を我々に提示した。
科学、工業、情報に関する世界シェアの86%を占めていた
HOS社が全て火星に移転したために地球の退廃は進み
多くの人々はHOS社により火星に作られた仮想国家HOSで生き残る道を選んだ。
仮想国家HOS
HOS社により火星に設立された仮想国家。
HOS内はシェルターによって隔離され空気は常に美しく保たれている
また特殊技術で開発された人口太陽により人々は
第4次世界大戦前の地球と変わらない快適な生活を送ることが可能である。
仮想国家という名目ではあるが法律の代わりに利用規約があり
人口の9割が火星に永住を希望するため事実上の国家である。
しかし企業が経営しているということもあり生産活動の可能な者のみ国民と認められる。
企業への国民登録申請へは職業の提示が必須であり
職業をもたない子供は企業の定めた職業訓練施設に入ることでしか滞在を許可されない。
また企業による職業審査をパスし国民登録を認められたものは
EON番号(ELEMENT OF NATION)によって企業により管理され
定期的な職業試験を受け一定水準の生産性を保つ必要がある。
EON番号とは?